製品紹介

RS-232C/Ethernetコンバータ

RS-232C/Ethernetコンバータ Comm Assist-100XPⅡ

Comm Assist-100XP

 

RoHS対応品RoHS対応品

「Comm Assist-100XPⅡ」は、RS-232C機器とイーサネットを直接つなぐプロトコル変換器です。 本製品は、CommAssist-100XPの後継機となっており、ブラウザによる設定等の従来品から機能がアップグレードされました。


■従来品の商品はこちら

 ⇒Comm Assist-100XP


製品情報

■製品特長

1.様々な機器への内蔵が可能

 本体が非常にコンパクトに設計されている上、様々な機器に内蔵してご利用いただけるように、本装置基板に直接電源供給を行うことができます。


2.ソケットとFTP

 ユーザで作成したプログラムからアプリケーションユーザインターフェースとして利用できるソケットプロトコルと、プログラムレスにデータ送受信が可能なFTPプロトコルに対応しています。


3.クライアントとサーバ

 端末装置RS-232Cからのトリガーでネットワークへの接続動作を行うクライアントモードと、サーバとなってネットワークからの接続を待つサーバーモードに対応しています。


4.透過形式と対話形式(ソケットプロトコル)

 RS-232C側とネットワーク側のデータをプロトコル変換のみ行って通信する透過形式と、ネットワーク上から、RS-232C信号線状態、バッファ残量などのきめ細かい監視が可能な、コマンドを使って通信する対話形式に対応しています。


5.外置き型と組込み型

 D-subコネクタを利用して機器の外部に設置するボックスタイプと、特殊コネクタを利用して機器に組み込むボードタイプが選択できます。


6.Ethernet転送速度

 100Mbpsと10Mbpsを自動認識するので、Ethernetの転送速度による設定の必要がありません。


7.簡単初期設定

 ネットワーク上から簡単にIPアドレス設定が行えるユーティリティをご用意しています。また、WebブラウザやTelnetを利用して、設定値の変更やステータスの参照が行えます。RS-232Cから設定の変更を行うことも可能です。


8.バージョンアップ

 本Webサイトから最新のバージョンアップファイルをダウンロードしてUSB経由で簡単にバージョンアップを行うことができます。


9.従来品CommAssist-100XPからのアップグレード

 CommAssist-100XPⅡでは従来品から一部機能の追加がされました。
詳細については従来品との差分をご確認ください。

■製品概要

●本体

電源ACアダプタ標準添付 (AC100V)
外形寸法(mm)77(W)×26(H)×90(D)(mm)(突起物を含まない)
重量245g(付属品除く)
表示装置動作状況表示用LED ×2
LANコネクタ状態表示LED ×2
インターフェースEthernet:10BASE-T / 100BASE-TX ×1
RS-232C:D-sub9ピンメス ×1
環境条件動作温度:-20℃~60℃
動作湿度: 20%~80% (結露しないこと)

●本体(ボ-ドタイプ)

電源2ピンオスコネクタ(DC5V±5%)
外形寸法(mm)65(W)×18(H)×80(D)(mm)(突起物を含まない)
重量35g
表示装置動作状況表示用LED ×2
LANコネクタ状態表示LED ×2
インターフェースEthernet:10BASE-T / 100BASE-TX ×1
RS-232C:汎用コネクタ(特殊10ピンオス)
環境条件動作温度:-20℃~60℃
動作湿度:20%~80%(結露しないこと)

●端末装置接続RS-232C

通信方式全二重調歩同期式
データビット7、8bit
パリティビット奇数/偶数/なし
ストップビット1、2bit
フロー制御Xon/Xoff、RS/CS、なし
転送速度300〜115,200bps

●通信プロトコル

物理層Ethernet Ver2.0 (IEEE802.3u準拠)
データリンク層ARP
ネットワーク層IP、ICMP
トランスポート層TCP、UDP(初期設定用)
アプリケーション層Socket、Telnetd(設定用)、HTTP(設定用)、FTPサーバ

●従来品との差分

内容 従来品Comm Assist-100XP 新製品Comm Assist-100XPⅡ
クライアント/サーバ設定方法 ・サーバのみ
・クライアント(データ接続)orサーバ
・クライアント(DR接続)orサーバ
・サーバのみ
クライアントのみ(データ接続)
クライアントのみ(DR接続)
→クライアント接続のみ、サーバ接続のみと接続方法を明示的に設定できるようになりました。
ブラウザによる設定画面 ・CommAssist-100XPのみのシンプルな見た目 CommAssistⅡシリーズで統一された見た目
→CommAssistⅡシリーズのUIに統一されたことで画面構成・操作性が向上しました。
RS-232C通信速度 ・1200/2400/4800/9600/ 19200/38400/57600/115200bps 300/600/1200/2400/4800/9600/ 19200/38400/57600/115200bps →300bpsと600bpsが追加されました。
時刻データの取得 ・時刻の取得ができません 時刻の取得ができます
→デフォルトゲートウェイとDNSを設定することでNTPサーバから時刻データの取得が可能となりました。
なお、取得した現在時刻はWebブラウザのステータス確認から確認が可能です。
ネットワーク負荷への耐性
(弊社調べ)
・900kbps 85Mbps
→ネットワーク高負荷環境における耐性が従来品よりおよそ95倍に向上しました。
バージョンアップ ・LAN経由で専用アプリによるアップデート USB経由でファームを直接書き込む
→専用アプリがなくてもUSBで接続することでファームの直接のアップデートが可能となりました。
※赤文字は新製品CommAssist-100XPⅡで追加されたものになります。

ダウンロード

以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】

  1. サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
  2. 認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
  3. 入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
  4. ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
  5. 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。

●カタログ(準備中)

カタログ

●取扱説明書

取扱説明書

ダウンロード

1版(6,679KBytes)

●IPアドレス設定ユーティリティ

IPアドレス設定ユーティリティ

ダウンロード

Ver1.01(10,852KBytes)


※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Readerが必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。

FAQ

Comm Assist-100XPⅡ全般について

 

「RS-232C/Ethernetコンバータシリーズ」とはどのような製品ですか?

RS-232C無手順通信装置をLAN環境からの接続/切断、データ通信を可能にするプロトコル変換器です。

ソケットとは何ですか?

ソケット通信とは、コンピュータ同士がネットワークを介してデータをやり取りするための通信方式の一つです。主に、クライアントとサーバー間の双方向通信を実現する際に使われます。

初期設定はどのように行うのですか?

IPアドレスの設定は、IPアドレス設定用ユーティリティをご提供しています。また、設定するパソコンのアドレス変換テーブル(ARPテーブル)を設定することでも行えます。その他の項目は、Telnet、またはブラウザにより設定できます。

ルータのある環境でも使用できますか?

ゲートウェイアドレスとサブネットマスクを設定できますので、大規模なネットワークでもご利用いただけます。

電源を落とすと設定された値は消えるのですか?

設定値は不揮発RAMに書き込まれます。よって、Comm Assist-100XPⅡの電源を落としても設定値が消えることはありません。

 

本体仕様について

 

Ethernetは10Base-Tと100Base-TXに対応できますか?

どちらにも対応できます。自動認識となります。

使用する電源は何ですか?

ボックスタイプには電源アダプタ(AC100V)を標準添付しています。ボードタイプには電源アダプタはついていません。

ボードタイプの電源形状はどのようになっていますか?

B2B-PH-K-S(日本圧着端子)を使用しており、1番ピンは+5V、2番ピンはGNDになっております。

ボックスタイプのRS-232C形状はどのようになっていますか?

D-Sub9ピンメスです。

ボードタイプのRS-232C形状はどのようになっていますか?

PS-10PE-D4T1-PN1(JAE)です。

 

通信仕様-ソケットについて

 

Ethernet上で通信プロトコルは何を使用しますか?

TCP/IPのソケットプロトコルを使用します。

どのようなデータで通信を行いますか?

独自の通信データフォーマットにより(コマンドフォーム)、RS-232Cの信号線状態、送受信バッファの監視、ER信号制御、バッファクリア、ターミネータコード単位で受信などができます。また、データを透過的に(トランスペアレントフォーム)通信することもできます。

通信するパソコンに使用するソフトは?

TCP/IPのソケットを利用したソフトを作成していただく必要があります。通信するデータフォーマットは取扱説明書に記載しております。

Comm Assist-100XPⅡはサーバ、クライアントどちらの動作をしますか?

パソコンなどからの接続によるサーバ動作もしくはRS-232Cからデータ受信時に接続を行うクライアント動作のどちらかになります。

複数のパソコンから接続できますか?

複数のパソコンから接続できます。ただし、次の制約により同時接続はできません。
・シングルセッションのため1台のパソコンから接続中のとき、他のパソコンからは接続できません。

クライアントとして動作するとき、コネクションの確立はいつ行いますか?

初期設定により『データ受信で接続』と『DR信号による接続』を選択できます。クライアントのコネクション事象が発生したとき、登録されたサーバIPアドレスに向けて接続を行います。

クライアントとして動作するとき、コネクションの切断はいつ行いますか?

データ受信による接続の場合はタイムアウト(未送受信)で、DR信号による接続の場合はDR信号OFFで切断します。

サーバとして動作するとき、Comm Assist-100XPⅡから切断することはありますか?

基本的には、接続したパソコンなどからの切断要求を待って切断します。ただし、デッドジョブタイマーが設定されている場合は、無通信時間の処理により切断する場合があります。また、Ethernet送信ができないときなどは未ACKとなり切断することがあります。

ポーリングにより状態を確認することはできますか?

可能です。指定のデータフォーマットによるデータ送受信となります。

 

通信仕様-その他について

 

FTPプロトコルは使えますか?

FTPサーバ機能を持っています。RS-232C側は無手順ですのでRS-232Cから受信したデータはin.datとしてgetできます。また、putしたデータはout.datとなりComm Assist-100XPⅡに送られ、ファイル内のデータがRS-232Cに送信されます。

RS-232Cを延長したいのですがComm Assist-100XPⅡを対向で使うことはできますか?

基本的には、Comm Assist-100XPⅡの設定をトランスペアレント、どちらか片方をクライアントに設定、もう片方をサーバに設定することにより対向で接続は可能です。ただし、通常、ソケットであればプログラムで感知できるエラーが双方の切り口 がRS-232Cのため感知できません。エラー対処としてデッドジョブなどの設定により自動で復旧するようなシステムにすることを推奨します。

 

エラー対処について

 

接続中のパソコンの電源が落ちたとき、次の接続は行えますか?

このような状態が発生する可能性のあるシステムでは、デッドジョブタイムアウトの設定を行ってください。この機能は、設定した時間通信がなければ、接続中のコネクションを切断する機能です。

Pingを利用して接続確認を行うことができますか?

可能です。Comm Assist-100XPⅡはPingに対応しています。

IPアドレスがわからなくなった場合の対処方法は?

ディップスイッチの操作により、工場出荷値の設定に戻すことができます。その後、再度設定を行ってください。ルータを越えない環境であれば、IPアドレス設定ツールにComm Assist-100XPⅡの裏面に貼付されている製造番号からIPアドレスを参照することができます。ただし、参照できるIPアドレスには制限があります。

接続状態を確認できますか?

パソコンなどとTCPコネクション状態のとき、MON LEDが緑点灯します。未接続状態では、MON LEDは消灯しています。Telnetのステータスでも現在接続中かどうか確認することができます。

通信中に設定内容を確認することはできますか?

可能です。通信するポートと設定内容確認のためのTelnetポートまたはブラウザポートは別のポート番号で同時に接続できるように処理しています。ただし、Telnet/ブラウザでリスタートするとComm Assist-100XPⅡ内部のデータは消えることがあります。

トラブルが発生したとき、何を調べればよいでしょうか?

1. 接続確認
(1) Pingで接続確認をしてください。
(2) Telnetで接続確認をしてください。
(3) ブラウザで接続確認してください。
2. LED確認
取扱説明書を参照して状態を確認してください。
3. ステータス確認
Telnetまたはブラウザで接続してステータスを確認してください。
4. 設定確認
設定されている項目が正しいかどうか確認してください。

 

CommAssist-100XP(従来品)との差分について

 

本製品はCommAssist-100XP(従来品)との置き換えは可能でしょうか?

はい、従来と同様の設定で置き換え可能です。
ただし、クライアント有効の場合、クライアントとしての動作になります。
詳細について、従来品との差分をご覧ください。

本製品はCommAssist-100XP(従来品)からどのような差分がありますか?

クライアント/サーバの接続方法やブラウザによる設定画面等があります。
詳細について、従来品との差分をご覧ください。

本製品はどのようにバージョンアップを行いますか?

本製品はCommAssist-100XP(従来品)と異なり、LAN経由でのバージョンアップはできません。
本製品では以下の手順でバージョンアップを行ってください。
①HPよりバージョンアップファイルをダウンロードします。
②3bitディップスイッチをバージョンアップモード(bit2-on)に設定し、電源を投入します。
③PCと本製品をUSBケーブルで接続し、古いバージョンを削除します。
④本製品に①でダウンロードしたバージョンアップファイルをコピーします。
⑤本製品をPCから取り外し、電源を抜きます。
⑥3bitディップスイッチを運用モードに戻し、電源を投入します。
以上で本製品のバージョンアップが完了します。
詳細について、取扱説明書をご覧ください。

 

価格・購入について

 

本製品の価格はいくらですか?

弊社製品はすべてオープン価格になっております。弊社営業部までお問い合わせください。

購入数量などによる値引きはあるのでしょうか?

弊社ではロット数によるお値引きをしております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。

納期はどのくらいですか?

地域により異なりますが、標準仕様品はご注文をいただいてから通常2〜3日でお届けできます。

送料はかかりますか?

ご購入価格が¥10,000以上(税別)の場合は無料です。¥10,000未満(税別)の場合は恐れ入りますが¥1,000いただいております。

 

サポート・修理について

 

購入時、本製品に取扱説明書が入っていませんが?

本Webサイトにてダウンロード配布を行っております。お手数ですが、ダウンロードのページよりダウンロードを行ってください。PDF方式につき、ご覧になるにはAdobe社のAcrobat Readerが必要です。

本製品が故障した場合は?

ご購入先の販売店、もしくは直接弊社営業部までご連絡ください。通常はセンドバック方式にて対応させていただいております。(ご購入後:1年間無料保証)
※修理・交換、テクニカルサービスには、ユーザ情報の確認が必要です。ユーザ登録がされていない場合には、保証期間内であってもサポートが受けられない場合がございますのでご注意ください。

 

カスタマイズ・OEMについて

 

本製品のカスタマイズや開発依頼は可能ですか?

可能です。iNDではお客様のご希望に合わせた個別のカスタマイズを行っております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。

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