
RoHS対応品
■製品特長
1.接点接続ケーブルを簡単に延長
「Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-s」は2台セットで利用します。2台の間はEthernet環境を利用して通信を行います。よって、Ethernet環境があれば簡単に設置できます。また、初期設定なども簡単に行うことができます。
2.プログラムレス
ユーザでプログラムを作成する必要はありません。
それぞれのComm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sに接点ケーブルを接続することで相互に接点入出力を行うことができます。
3.接点入出力
コネクタ形式はD-sub37ピンメスコネクタを持ち、接点入力8点、接点出力8点が接続できます。
4.TCP/IPプロトコル
Ethernet上での通信はTCP/IPプロトコル通信ですので、一般的なEthernet環境でご利用いただけます。また、通信のためのTCPポート番号も自由に設定していただけますので、セキュリティ装置やシステム環境に合わせたポート番号でご利用いただけます。
5.簡単初期設定
初期設定はEthernetから行うことができます。Windows標準装備のTelnet、またはブラウザ画面から設定を行うことができます。また、IPアドレス設定用ツールを標準添付しています。
6.従来品CommAssist-io-c,-io-sからのアップグレード
CommAssist-ioⅡ-c,-ioⅡ-sでは従来品から一部機能の追加がされました。
詳細については従来品との差分をご確認ください。
■製品概要
●本体
| 電源 | ACアダプタ標準添付(AC100V) |
| 外形寸法(mm) | 115(W)×40(H)×110(D)(突起物込み) |
| 重量 | 415g |
| 表示装置 | 動作状況表示用LED×2 特殊モード確認用LED ×1 LANコネクタ状態表示LED ×2 |
| インターフェース | Ethernet:10Base-T/100Base-TX×1 接点:D-Sub37ピンメス×1 |
| 環境条件 | 動作温度:-20℃〜60℃ 動作湿度:30〜80%(結露しないこと) |
●接点入出力
| 入力 | 8点(無電圧接点):フォトカプラによる絶縁入力 無電圧a接点またはオープンコレクタまたはオフ時電圧5~24V |
| 出力 | 8点:フォトMOSによる絶縁出力 出力MOSFET DC100VおよびAC100V 許容電流 100mA |
●通信プロトコル
| 物理層 | Ethernet Ver2.0(IEEE802.3u準拠) |
| データリンク層 | ARP |
| ネットワーク層 | IP、ICMP |
| トランスポート層 | TCP、UDP(初期設定用) |
| アプリケーション層 | Socket、Telnetd(設定用)、HTTP(設定用) |
●従来品との差分
| 内容 |
従来品CommAssist-io-c,io-s |
新製品CommAssist-ioⅡ-c,ioⅡ-s |
| KeepAlive機能設定 |
・KeepAlive間隔 |
・KeepAlive間隔
・KeepAlive回数
→KeepAliveの発生回数を任意で設定することが可能となりました。(従来品ではKeepAliveは3回固定)
|
| 設定方法 |
・TELNET |
・TELNET
・Webブラウザ
→Webブラウザからでも設定が可能となったため、設定が行いやすくなりました。
|
| 時刻データの取得 |
・時刻の取得ができません |
・時刻の取得ができます
→デフォルトゲートウェイとDNSを設定することでNTPサーバから時刻データの取得が可能となりました。
なお、取得した現在時刻はWebブラウザのステータス確認から確認が可能です。 |
| バージョンアップ |
・LAN経由で専用アプリによるアップデート |
・USB経由でファームを直接書き込む
→専用アプリがなくてもUSBで接続することでファームの直接のアップデートが可能となりました。
|
※赤文字は新製品CommAssist-ioⅡ-c,-ioⅡ-sで追加されたものになります。
以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】
- サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
- 認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
- 入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
- ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
- 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。
●カタログ(準備中)

●取扱説明書


1版(3,741KBytes)
●IPアドレス設定ユーティリティ


Ver1.01(77KBytes)
※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Readerが必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-s全般について
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sとはどのような製品ですか?
接点入力や接点出力を行う装置をEthernet上で、対向接続する装置です。プログラムレスで簡単に設置できます。
IPアドレスの設定は、IPアドレス設定用ユーティリティをご提供しています。また、設定するパソコンのアドレス変換テーブル(ARPテーブル)を設定することでも行えます。その他の項目は、Telnet、またはブラウザにより設定できます。
ゲートウェイアドレスとサブネットマスクを設定できますので、大規模なネットワークでもご利用いただけます。
設定値は不揮発RAMに書き込まれます。よって、Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sの電源を落としても設定値が消えることはありません。
本体仕様について
Ethernetは10Base-Tと100Base-TXに対応できますか?
電源アダプタ(AC100V)を標準添付しています。
本体をコンパクト化するため、D-Sub37ピンを使用しています。
無電圧a接点、またはオープンコレクタ、またはオフ時電圧5〜24Vとなります。
最大定格は、DC100VおよびAC100V、許容電流100mA以下です。
接点入出力機器からComm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sへの電源供給は可能ですか?
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sから接続する接点入出力機器への電源供給は可能ですか?
接点入出力コネクタの19番ピンからDC5V、150mAの電源出力が可能です。
電源投入時、接点出力の状態はどのような状態になりますか?
すべてOFF状態になります。TCP接続完了後、お互いの接点入力状態を相手側の接点出力へ反映させます。
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sが再起動した場合、接点出力の状態はどのような状態になりますか?
Telnetにて設定値を変更した場合などの再起動は再起動前の接点出力状態を保持します。本体の電源をOFF→ONした場合、接点出力はすべてOFF状態になります。
通信仕様について
Ethernet上で通信プロトコルは何を使用しますか?
独自の通信データフォーマットにより、接点入力の通知を接点出力の制御にして相互通信します。
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sはサーバ、クライアントどちらの動作をしますか?
Comm Assist-ioⅡ-cがクライアントとして、Comm Assist-ioⅡ-s(サーバ)に接続します。
Comm Assist-ioⅡ-cが入力専用で、Comm Assist-ioⅡ-sが出力専用ということでしょうか?
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sはTCPの接続のクライアント,サーバを表しています。一度接続すれば、8つの接点入力は相手側の接点出力に、8つの相手側の接点入力はこちら側の接点出力にそれぞれ出力される相互通信となっております。
複数のComm Assist-ioⅡ-cから1つのComm Assist-ioⅡ-sに接続できますか?また、その逆はできますか?
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sは対向で1対1のワンセットで動作するようになっています。必ずワンセットでお使いください。
片側方向だけで使いたい場合、接点出力を接点入力に変えて16点入力を16点出力にすることはできますか?
接点入出力はハードウェアで決まっていますので変更はできません。お手数ですが2セット購入していただくようお願い致します。
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sは 、コネクションの確立をいつ行いますか?
Comm Assist-ioⅡ-cの電源が入ったときにコネクションの確立を行います。Comm Assist-ioⅡ-sが起動していない場合、コネクションの確立を繰り返します。
Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sは、コネクションの切断をいつ行いますか?
コネクション切断処理は行いません。常時接続となります。
片側の電源が落ちるなど障害が起こったとき、再接続はどのようになりますか?
KeepAlive処理をComm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sの双方で行っています。そのためどちらかに瞬停などが発生すると、自動的にコネクションをクローズして再接続を行います。
その再接続中に接点の変化があった場合はどのようになりますか?
残念ながら、再接続中もしくは未接続時の接点情報は破棄されます。
トラブル・その他について
Pingを利用して接続確認を行うことができますか?
可能です。Comm Assist-ioⅡ-c,ioⅡ-sはPingに対応しています。
TCPコネクション状態のとき、NET LED、MON LEDが2個とも緑点灯します。未接続状態では、MON LEDは消灯しています。
可能です。通信するポートと設定内容確認のためのTelnetポートとブラウザポートはそれぞれ別のポート番号で同時に接続できるように処理しています。
トラブルが発生したとき、何を調べればよいでしょうか?
| 1. 接続確認 |
(1) Pingで接続確認をしてください。
(2) Telnetで接続確認をしてください。
(3) ブラウザで接続確認してください。 |
| 2. LED確認 |
| 取扱説明書を参照して状態を確認してください。 |
| 3. ステータス確認 |
| Telnetまたはブラウザで接続してステータスを確認してください。 |
| 4. 設定確認 |
| 設定されている項目が正しいかどうか確認してください。 |
CommAssist-io-c,io-s(従来品)との差分・新機能について
本製品はCommAssist-io-c,io-s(従来品)との置き換えは可能でしょうか?
本製品はCommAssist-io-c,io-s(従来品)からどのような機能が追加されましたか?
KeepAliveの設定やブラウザによる設定画面等が追加されました。
詳細について、
従来品との差分をご覧ください。
一方をCommAssist-ioⅡ-c(本製品)、もう一方をCommAssist-io-s(従来品)のように従来品と対向で使用可能ですか?
本製品はCommAssist-io-c,io-s(従来品)と異なり、LAN経由でのバージョンアップはできません。
本製品では以下の手順でバージョンアップを行ってください。
①HPよりバージョンアップファイルをダウンロードします。
②3bitディップスイッチをバージョンアップモード(bit2-on)に設定し、電源を投入します。
③PCと本製品をUSBケーブルで接続し、古いバージョンを削除します。
④本製品に①でダウンロードしたバージョンアップファイルをコピーします。
⑤本製品をPCから取り外し、電源を抜きます。
⑥3bitディップスイッチを運用モードに戻し、電源を投入します。
以上で本製品のバージョンアップが完了します。
詳細について、取扱説明書をご覧ください。
価格・購入について
弊社製品はすべてオープン価格になっております。弊社営業部までお問い合わせください。
弊社ではロット数によるお値引きをしております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。
地域により異なりますが、標準仕様品はご注文をいただいてから通常2〜3日でお届けできます。
ご購入価格が¥10,000以上(税別)の場合は無料です。¥10,000未満(税別)の場合は恐れ入りますが¥1,000いただいております。
サポート・修理について
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