LTE,HSPA USB端末対応M2M/IoTルータ HL310
製品情報
■製品特徴
1.高速通信対応
受信時最大75Mbps、送信時最大25MbpsのLTE高速データ通信または、受信時最大7.2Mbps、送信時最大5.7MbpsのHSPA高速データ通信がご利用可能です。(データ端末および設置エリアの電波環境により最大速度は変わります)
2.定額データプラン対応
定額料金プランの利用が可能です。LTE,HSPA高速データ通信を月額固定料金で利用でき、運用コストを抑えることができます。
3.イベント接続・常時接続
HL310はイベント接続と常時接続の2種類の接続方法に対応しています。イベント接続では、LAN端末装置から外向けのパケットを受け取ると、HL310が自動的に発信・PPP接続を行います。
4.複数の端末装置を接続可能
HL310はIPマスカレード方式のアドレス変換を行います。これにより複数のLAN端末装置が同時に通信可能です。
1台のHL310で複数のLAN装置を接続できるため、運用コストの低減につながります。
5.セキュリティ機能
送信、受信、IPアドレス、ポート番号、プロトコルそれぞれ個別にパケットフィルタを設定することができます。IPマスカレードとこれらのフィルタ機能、ICMP遮断機能を組み合わせることによって、より安全な通信が可能です。
6.ダイナミックDNS
HL310はダイナミックDNSサービスに対応しています。ダイナミックDNSサーバに登録することによりインターネット接続したHL310をグローバルなホスト名(ドメイン名)で認識することができます。
これによりセンターからの問い合わせ、遠隔制御が可能となります。
7. DNSリレー機能
本装置に接続するLAN機器のDNSサーバIPアドレスに本装置のIPアドレスを設定すると、本装置がダイヤルアップ時に取得したDNSサーバに対して代わりに問い合わせを行います。DNSサーバアドレスが自動取得の場合に便利な機能です。
8.VPN機能(IPSec)
モバイル通信端末を使用した定額インターネット接続環境において、高セキュリティなVPNネットワークを構築可能です。以下のような使い方が可能です。
1.HL310同士でVPNを張り、2つの仮設ネットワーク間(展示場、工事現場)をVPN接続する。 |
2.HL310とVPNルータ間でVPNを張り、仮設ネットワークと社内LANをVPN接続する。 |
3.HL310とWindowsパソコン間でVPNを張り、仮設ネットワークと社内パソコンをVPN接続する。 |
9. IPアドレス配布機能
HL310はDHCPサーバ機能を持っています。LAN端末装置のネットワーク設定を自動取得にしておけば、HL310がネットワークアドレスを自動的に割り振ります。
10. NTPクライアント機能
HL310はNTPクライアント機能を持っています。最初のPPP接続時にNTPサーバから時刻を取得し、本体に反映します。動作ログの情報を実時間と照らし合わせてご利用していただくことができます。
11.対応端末
以下のUSBタイプデータ端末に対応しています(2014年09月現在)
対応端末とHL310のファームバージョンの関係についてはHL310通信端末対応表を確認ください。
L-05A(NTTドコモ社) |
L-02C(NTTドコモ社) |
L-08C(NTTドコモ社) |
L-03D(NTTドコモ社) |
120FU(IIJ mobile社) |
MF121(日本通信社) |
C02LC(SoftBank社) |
510FU(IIJ mobile社) |
HX008ZT(willcom社) |
HWD12(KDDI社) ※1 |
L-03F(NTTドコモ社) |
203HW(SoftBank社) |
※1.この端末を本装置で使用するには、モデムモードへの切り替えが必要です。切り替えツールにつきましてはKDDI様へお問い合わせください。
12.設定ユーティリティ
パソコンのWebブラウザからHL310にログインしていただくことにより、HL310の設定を簡単に行うことができます。
13.カスタマイズ
iNDでは、標準仕様以外にも個別に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
■製品概要
●本体
電源 | DC5V±5% ※ACアダプタ標準添付 |
---|---|
消費電流 | 約300mA (DC5V入力時)(データ通信端末含まず) |
消費電力 | 約1.5W (ACアダプタ使用時)(データ通信端末含まず) |
外形寸法(mm) | 102(W)×49(H)×105(D) ※突起物を除く |
重量 | 約400g |
表示装置(表示用LED) | 電源×1 状態確認×1 通信状態確認×3 電波レベル状態確認×3 LAN状態確認×2 |
Ethernet | 10Base-T/100Base-TX ×1 |
環境条件 | 動作温度-20〜60℃ 動作湿度20%〜85%(結露しないこと)(データ通信端末含まず) |
●主要機能
ダイヤルアップ | 常時接続 イベント接続(自動発信) PPP認証 |
---|---|
ネットワーク機能 | VPN(IPSec) DHCPサーバ 動的IPアドレス変換(IPマスカレード) 静的IPアドレス変換 ダイナミックDNS パケットフィルタ バーチャルサーバ SMS着信機能 DNSリレー機能 NTPクライアント機能 |
運用管理 | Webブラウザ設定 ログ機能 |
ダウンロード
以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】
1.サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
2.認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
3.入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
4.ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
5. 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。
※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Reader 4.0以上が必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
バージョンアップ
バージョンアップについて
■バージョンアップ全般について
本装置のバージョンアップファイルは、rootfsとkernelの2種類があります。この両方を最新にする必要があります。
(最新バージョン)
rootfs:1.07
kernel:1.2
※両方最新であれば本体設定のバージョンに1.07(k1.2)と表示されます。
※バージョンアップ中に電源を抜かないよう、くれぐれもご注意下さい。
※Ver0.40以前のファームからバージョンアップを行う場合、カーネルのバージョンアップも必要です。HL310_kernel.binのバージョンアップ後にHL310_rootfs.binのバージョンアップを行ってください。
Ver.1.07(Kernel:Ver.1.2)
2014. 09. 18
■機能追加
・NTTドコモ端末 L-03Fに対応
・ソフトバンク端末 203HWに対応
Ver.1.06(Kernel:Ver.1.2)
2014. 07. 31
■機能追加
・AU端末 USB STICK LTE(HWD12)に対応
(※この端末を本装置で利用するには、モデムモードへの切り替えが必要です。切り替えツールにつきましてはKDDI様へお問い合わせください。)
・ネットワーク設定項目にWAN側からの設定「ログインを拒否するか許可するか」の選択項目を追加。
・VPN設定の設定ファイル書き込み時に、dpdact項目がrestart_by_peerだとエラーではじかれる不具合を修正。
■不具合修正
・ Ver1.04にてWM320が正しく認識されない不具合を修正。
・lcp-echoを有効にした状態で強制切断タイマーを有効にすると、最初の接続だけ1分でPPP切断してしまう不具合を修正。
■仕様変更
・VPNトンネルを通ってきたパケットは、静的NATが適用されないように仕様を変更。
・従来はNTPのログは成功でも失敗でもNTP_DONEだったが、失敗の時はNTP_FAILEDにログ表記を変更。
・起動時の動作ログに本装置のシリアル番号と、ファームウェアバージョンを追加。
Ver.1.04(Kernel:Ver.1.2)
2013. 11. 26
■機能追加
・ willcom端末 HX008ZTに対応
・ IIJのLTE端末 510FUに対応
■不具合修正
・ イベントモード時に発信できなくなることがある不具合を修正。
・VPN接続の片側待機(アグレッシブモード等)において、DPDを有効にした設定において、待機側を開始側よりしばらく後に電源投入(接続開始)すると、ネゴシエーションのリトライが止まることがある不具合を修正。
■仕様変更
・ 強制切断タイマーのデフォルト値を0から21600に変更。
・NTPのタイムアウト時間を5秒から15秒に変更。またこの時、1970年のままだった場合は、リトライを行う(1回)ようにした。
・DDNSの更新リトライに関する仕様変更。
従来はDDNS更新がエラーだった時、リトライの処理は60秒後、300秒後、900秒後の3回だった。今回の変更では60秒後、300秒後、そのあとは30分間隔でPPP切断が発生するまで繰り返される。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
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