LTE通信モジュール内蔵M2M/IoTルータ HL320-DLS
「HL320-DLS」はLTE通信モジュールを内蔵したM2M/IoTルータです。VPN機能による高セキュリティなデータ通信を携帯電話事業者が提供する高速通信網でご利用いただけます。
厳しい条件下での使用に対応しており、駐車場精算機等の屋外用機器のデータ収集、EMS(太陽光、風力)のデータ収集、輸出用機器のデータ収集などに携帯電話事業者が提供するデータ通信サービスを利用することが可能となります。
※2015年6月より通信モジュールがMC7700(シエラ ワイヤレス)からMC7330(シエラ ワイヤレス)に変更となりました。
通信モジュールの違いによる寸法の変更はございませんが、ファームウェア、対応アンテナ、ご利用可能なサービスが異なります。
詳細はバージョンアップ及び通信モジュールの違いとご利用に関するお知らせ(438kbytes)を参照ください。
製品情報
■製品特徴
1.高速通信対応
LTE対応の高速データ通信がご利用可能です。
(FOMAエリアでのHSPA通信にも対応)
内蔵モジュール:
MC7700(シエラ ワイヤレス) | 受信時最大100Mbps、送信時最大50Mbps |
---|---|
MC7330(シエラ ワイヤレス) | 受信時最大100Mbps、送信時最大50Mbps |
(設置エリアの電波環境により最大速度は変わります)
2.定額データプラン対応
Xi定額料金プランの利用が可能となっております。月額固定料金で利用でき、運用コスト削減につながります。
3.イベント接続・常時接続
本装置はイベント接続と常時接続の2種類の接続方法に対応しています。イベント接続では、LAN端末装置から外向けのパケットを受け取ると、HL320-DLSが自動的に発信・PPP接続を行います。
4.複数の端末装置を接続可能
本装置はIPマスカレード方式のアドレス変換を行います。これにより複数のLAN端末装置が同時に通信可能です。
1台のHL320-DLSで複数のLAN装置を接続できるため、運用コストの低減につながります。
5.セキュリティ機能
送信、受信、IPアドレス、ポート番号、プロトコルそれぞれ個別にパケットフィルタを設定することができます。IPマスカレードとこれらのフィルタ機能、ICMP遮断機能を組み合わせることによって、より安全な通信が可能です。
6.ダイナミックDNS
本装置はダイナミックDNSサービスに対応しています。ダイナミックDNSサーバに登録することによりインターネット接続したHL320-DLSをグローバルなホスト名(ドメイン名)で認識することができます。
これによりセンターからの問い合わせ、遠隔制御が可能となります。
7. DNSリレー機能
本装置に接続するLAN機器のDNSサーバIPアドレスに本装置のIPアドレスを設定すると、本装置がダイヤルアップ時に取得したDNSサーバに対して代わりに問い合わせを行います。
DNSサーバアドレスが自動取得の場合に便利な機能です。
8.VPN機能(IPSec)
モバイル通信端末を使用した定額インターネット接続環境において、高セキュリティなVPNネットワークを構築可能です。以下のような使い方が可能です。
1.HL320-DLS同士でVPNを張り、2つの仮設ネットワーク間(展示場、工事現場)をVPN接続する。 |
2.HL320-DLSとVPNルータ間でVPNを張り、仮設ネットワークと社内LANをVPN接続する。 |
3.HL320-DLSとWindowsパソコン間でVPNを張り、仮設ネットワークと社内パソコンをVPN接続する。 |
9.IPアドレス配布機能
本装置はDHCPサーバ機能を持っています。LAN端末装置のネットワーク設定を自動取得にしておけば、HL320-DLSがネットワークアドレスを自動的に割り振ります。HL330はDHCPサーバ機能を持っています。LAN端末装置のネットワーク設定を自動取得にしておけば、HL330がネットワークアドレスを自動的に割り振ります。
10.NTPクライアント機能
本装置はNTPクライアント機能を持っています。最初のPPP接続時にNTPサーバから時刻を取得し、本体に反映します。動作ログの情報を実時間と照らし合わせてご利用していただくことができます。
11.設定ユーティリティ
パソコンのWebブラウザからHL320-DLSにログインしていただくことにより、HL320-DLSの設定を簡単に行うことができます。
12. 可変電源・電源制御
車載電源に対応しています。
車載装置として組み込む場合、入力電圧DC9 〜 32Vに対応しています。また、ACアダプタ(別売)も用意していますので、様々な電源に対応できます。
さらに、付属の電源制御ケーブルを利用することで、HL320-DLSの電源制御が可能です。
※標準仕様では電源制御機能は無効となっています。電源制御機能の有効化はご注文時指定によります。機能有効に設定し出荷いたします。
13.カスタマイズ
iNDでは、標準仕様以外にも個別に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
■製品概要
●本体
電源 | DC9〜32V ※ACアダプタ(別売) |
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内蔵モジュール | MC7700(シエラワイヤレス) MC7330(シエラワイヤレス) |
消費電力 | 約3.6W (通信時平均、DC12V印加時) |
外形寸法(mm) | 164(W)×33(H)×105(D) ※突起物を除く |
重量 | 約550g |
表示装置(表示用LED) | 電源×1 状態確認×1 通信状態確認×3 電波レベル状態確認×3 通信モジュール電源状態確認×1 LAN状態確認×2 |
Ethernet | 10Base-T/100Base-TX ×1 |
環境条件 | 動作温度-20〜60℃ 動作湿度25%〜85%(結露しないこと) |
●アンテナ接続RFインターフェース
形状 | SMA型 TRXコネクタ ×2 |
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無線周波数(MC7700) | LTE:2.1GHz帯 WCDMA:2.1GHz/800MHz帯(FOMAプラスエリア対応) |
無線周波数(MC7330) | LTE:2.1GHz/1.5GHz/800MHz帯 WCDMA:2.1GHz/800MHz帯(FOMAプラスエリア対応) |
アクセス方式 | LTE、W-CDMA |
転送速度 | 上り:最大50Mbps 下り:最大100Mbps |
●主要機能
ダイヤルアップ | 常時接続 イベント接続(自動発信) PPP認証 |
---|---|
ネットワーク機能 | VPN(IPSec) DHCPサーバ 動的IPアドレス変換(IPマスカレード) 静的IPアドレス変換 ダイナミックDNS パケットフィルタ バーチャルサーバ DNSリレー機能 NTPクライアント機能 |
運用管理 | Webブラウザ設定 ログ機能 |
ダウンロード
以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】
1.サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
2.認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
3.入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
4.ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
5. 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。
※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Reader 4.0以上が必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
バージョンアップ
バージョンアップについて
■ファームウェアの違いについて
本装置は通信モジュールの種類により、ファームウェアのバージョンが異なります。誤って異なる通信モジュール用のバージョンアップファイルを使用されますと正常に動作しない恐れがあります。
お使いの通信モジュールを確認のうえ、バージョンアップを実施してください。
通信モジュールの確認方法ついては通信モジュールの違いとご利用に関するお知らせ(438kbytes)を参照ください。
■バージョンアップについて
本装置のバージョンアップファイルは、通信モジュールごとにrootfsとkernelの2種類があります。お使いの通信モジュールから最新のバージョンアップファイルをダウンロードしてください。
通信モジュール | 最新のバージョンアップファイル |
---|---|
MC7330(シエラ ワイヤレス) |
▼rootfs:2.02t、kernel:3.0 (バージョンアップ時の注意事項:MC7330) |
MC7700(シエラ ワイヤレス) | ▼rootfs:1.03、kernel:1.2 (バージョンアップ時の注意事項:MC7700) |
Ver.2.02t(Kernel:Ver.3.0)
2015. 07. 09
■不具合修正
・動作中に稀にAUTO_REFRESHというログが出て再起動してしまう不具合を修正。
Ver.2.01t(Kernel:Ver.3.0)
2015. 06. 15
・初期バージョン
(HL320/330-DLS MC7700対応ファームウェア:ver.1.03から変更)
Ver.1.03(Kernel:Ver.1.2)
2014. 12. 24
■機能追加
・ 電源投入後にLTEの接続性を良くする為の処理を追加。
・ネットワーク設定項目にWAN側からの設定を拒否するか許可するかの選択項目を追加。
■不具合修正
・NTPとlcp-echoを有効にした状態で強制切断タイマーを有効にすると、最初の接続だけ1分でppp切断してしまう不具合を修正。
・VPN設定の設定ファイル書き込み時に、dpdact項目がrestart_by_peerだとエラーではじかれてしまう不具合を修正。
■仕様変更
・ 強制切断タイマーのデフォルト値を21600に変更。
・VPNトンネルを通ってきたパケットは、静的NATが適用されないように変更。
・動作ログに本体のシリアル番号、ファームウェアバージョン、モジュールの型名、モジュールのシリアル番号を追加。
・WAN設定のPPPユーザ名とPPPパスワードが空欄の時は、設定時にエラーメッセージが出るように変更。
・ 設定APNを動作ログに追加。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
FAQ
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